あこがれのブロードバンド
No.3 スピードを決める要因は?

2003,10/12 新設
2003,11/02 追加


1.スピードの種類とスピードを決めるものは?
ADSLの速度って、NTT収容所からの距離とかMUT値とかいろんなパラメーターで決まってくる
ようなんですが、どれがどうからんでいるのか頭がこんがらがってしまったので図にしてみました。

図1 ADSLのスピードの種類とパラメーター


細かいところで違うところはあるかもしれませんがこんな感じで合っていると思います。
はっきりしているのは、

 ベストエフォート >> リンク速度 > 実行速度1(サーバー) >= 実行速度2(クライアント)
 ・リンク速度は収容所からの距離に大きく影響される。
 ・実行速度はリンク距離の80%程度が最大値。リンク速度を超える事はできない。

ってことみたいです。
つまり努力すれば誰でもベストエフォートの速度(12Mのサービスなら12Mの速度)になるわけではなく、
収容所と家との距離で大方の速度は決まってしまう。あとはパソコンの設定やノイズ対策をきちんと行い、
妙に遅くなっていないかチェックする事が我々ユーザーがやれること、のようです。
それぞれの用語を簡単に説明するとこんな感じになります。

速度の種類 説明 関係するパラメータ
ベストエフォート 一部理論値といういい方がされたりしていますが、
そのいい方は正確ではないそうです。
英語で書くと”Best Effort”=”最大限の努力”と
いう意味だそうでして、通信速度を保証しない
通信サービスの事だそうです。
つまり12Mのサービスを受けている場合、NTTの収容所
では12M出てても、電話線を通して家に着くまでは
色んな要因で遅くなるので12Mの速度が出ることは
保証できませんぜ、って事ですね。
なーんかばかされたような用語ですねぇ。
どのADSLサービスに入るかで決まる値。
1.5M、8M、12M、24Mなど。
いずれにしろこれらの値は最大値。
現実的にはよっぽどNTTの収容所に近くない限り、
最大値の1/3〜1/4あたりしか出ないのが普通。
リンク速度 ADSLモデムでの速度 NTT収容所からADSLモデムまでの”伝送損失”
で決まる。
伝送損失は、”線路長”や”回線の品質”で決まる
みたいです。(ちょっと自信なし)
実行速度1
(サーバー)
サーバーで出ている速度 ・パケットの設定(MTU,RWINなど)
・パソコンの性能(CPU,OS,メモリ,など)
・動かしているソフト
・LANの種類(10BASE or 100BASE or Gbit)
実行速度2
(クライアント)
サーバーにぶら下がっているクライアントPCで
出ている速度
・パケットの設定(MTU,RWINなど)
・パソコンの性能(CPU,OS,メモリ,など)
・動かしているソフト
・LANの種類(10BASE or 100BASE or Gbit
・サーバーの性能(Proxyソフトなど?)
・同時に動いているクライアントPCのソフト


ベストエフォートは収容所によっぽど近くない限り意味がなさそうなので気にしないことにして、
”伝送損失に対してリンク速度がどれくらいでているか?”
”リンク速度に対して実行速度1(サーバー)がどれくらい出ているか?”
を中心に調べてみる事にしました。
あと、”サーバーとクライアントPCとの間で速度差がないか?”も気になります。
さらにさらに使っている”LANの種類によって速度が変わるか?”も調べてみましょう。


2.伝送損失に対してリンク速度がどれくらいでてる?

まず、伝送損失ですがNTT東日本の線路情報のページでシュミレーションすることができます。
(NTT西日本の方はこちらの「線路情報開示システム」までどうぞ。いずれも夜中は使えないので注意。)
これで調べてみると、我が家の線路長は3040m伝送損失は39dBと出てきました。
NTTの注釈にも書いてありますがどちらも計算値だそうです。
ん???この値、No.2で書いた値(1.9km,44dB)と変わっています???
No.2で書いた値は2003年5月位の値です。半年でこうも線路長や伝送損失が変わるものでしょうか?
おまけに距離は長くなっているのに伝送損失は下がっているし、 (^_^;)

※ もう一つ、eAccessがやっている線路長計算システムもありました。
  Let's 距離測定といいまして、ここでの測定結果は直線距離1.5km、道なりで2.1kmだそうです。
  同じ線路長でなんでこんなに違うの? (T_T)
  きっと電話線は道なりに走っていないんだろうなぁ。。。。
  そうは言ってもNTT東日本の方が精度は高そうですが、Let's 距離測定のえらい所は
  地図の倍率を大きくしていくとNTTがどこにあるかわかるところです。
  これはイメージがわくので分かりやすいです。

ブロードバンド☆スピード測定サイトのまん中当たり” 線路情報”というところに
  電話番号を入力するとNTT東日本。西日本を問わず、かつ夜中でも


と、疑問を抱きながらもリンク速度を調べてみます。リンク速度はADSLモデムの設定のところに
出てくることが多いとか。では、と今使っているAterm DR202Cを調べてみたらちゃんとありました。



なーるほど、下りリンク速度 2304kbps、上りリンク速度 768kbpsだそうです。
「これは速いのか遅いのか??」とか思っていたらここにも線路損失があるではないですか。
それも下り52dBとNTTの計算値より大幅に遅いじゃーーないですか。 (T_T)
これって計算値と実測値の差ってことなんでしょうか?気になるぞーー。


2.どれくらい速度がでるのが妥当?

では、我が家の線路長と線路損失でどれくらい速度が出るのが普通(=納得できる)なんでしょう?
色々なサイトで予測ができるので事前に調べてみました。

サイト名 特徴 我が家の速度予測 予測の条件
ブロードバンド☆スピード測定サイト
ADSL速度統計情報
上り・下り、ADSLの規格、伝送損失
キャリア、ドメイン名を選択すると他の人が
どれくらいの速度が出ているかの分布図
が出てくる。これはすごい!
1500-3000kbps 31-40dB
3000m
eAccess
500-1500kbps
(サンプル数少ない)
51-60dB
3000m
eAccess
ACCA
予想速度チェック
NTTの伝送損失予測結果を元にACCAで
どれくらいの速度がでるか予測する。
1088-4544kbps 39dB
416-1472kbps 52dB
フレッツ・ADSL「おすすめタイプ」
診断コーナー
伝送損失を入力するとどれくらいの速度が
出るかグラフで予想してくれる。
3-4Mbps 32%
2-3Mbps 22%
4-5Mbps 17%
1-2Mbps 11%
36-40dB
0-1Mbps 42%
1-2Mbps 37%
2-3Mbps 12%
51-55dB
eAccess速度調査グラフ eAccessユーザーの速度分布データーを
グラフで表示してくれる。
2100kbps 3000m
リンク速度
2000kbps 3000m
実効値
eAccess
ADSLコース選択ガイド
線路長を入力するとどれくらいの速度が
出るかグラフで予想してくれる。
1-2Mbps 34%
2-3Mbps 32%
3-4Mbps 16%
3000-3500m
リンク速度


うーーん・・・速度予想の幅が広すぎてわけがわからんぞ。
同じ線路長もしくは伝送損失でも1Mbpsから4Mまで振れています。
苦情が来るのがいやなので安全を見て予想しているのか、それともADSL自身が
それだけ振れるものなのか?(両方あるような感じですねぇ、)
いずれにしろ3000m/39dBだと2000-2500kbpsあたり、52dBだと
1500-2000kbpsあたりが平均的なところみたいです。


では、引き続き実際にどれくらいの速度が出ているか測定してみる事にしましょう。


←戻る 進む→
ホームに戻る