Digital Content Expo2008

レポート  2008,11/2


日本科学未来館で10/23-10/26の間やっていたDigital Content Expo2008にも行ってきました。
正味、1時間しか見学する時間がありませんでしたが先週まとめたデジタルアートフェスティバル
負けず劣らず面白い展示会でした。


                                     
ゆりかもめに揺られてテレコムセンターに到着。
歩くこと5分で日本科学未来館へ到着しました。
ずいぶん立派な建物ですねぇ。

■ 動画(音なし) ■

我々を出迎えてくれたのは動く地球です。
この地球、名前はGeo-Cosmos(ジオ・コスモス)
と言うそうです。

現物を見ていたときは小さな液晶パネルが
タイルのように貼ってあるのかと思っていましたが
ここの説明文を読むとLEDディスプレイが使われて
いるみたいです。
いずれにしろ、本物の地球の様に雲がうねうねと
動く
様子はかっこいいです。
このシステム作るのにいくらかかったんかなぁ?
1億は下らないだろうなぁ。
やや、これはどこかで見たような・・・
まさにナウシカが載っていた飛行機?
メーヴェと言うそうな)ではあーりませんか。
これ、ただの模型かと思ってたらあにはからんや、
ハンググライダーみたいにして実際に飛んでいる
人達
がいるようです。

これは驚いた。
ちなみに飛ぶ人達の集まりはOpenSky
言うそうです。
お次はオリンパスが出していたヘッドマウント
ディスプレイです。
名前は”モバイルEye-Trek”。

この写真からはわかりにくいですがメガネの
レンズのところに小さな棒が飛び出していて
その先っちょに画像が表示されます。
原理図はこちら
小さくまとまっているのはとてもよいのですが
画素数が11万と少ないのが気になるなぁ。
パソコンのモニターとして使うのはしんどそうです。

完成度はそこそこですが発売される予定は
あるんでしょうか?
これは川田工業のロボット君、HRP−2
説明用のパネルがちょこんと置いてあるだけで
特に動き回るわけでもなし。

そういえば、隣のブースにも恐竜のロボットが
置いてありましたがまばたきするだけで本体は
動かないので説明員に聞いてみたら、
「展示会場は人が大勢いるので動く事が
 禁じられている。」

んだそうです。
どうせなら動くところを見たかったなぁ。

※ とはいえ会期中開催されたイベントでは
  動いていた
ようです。
白いマントを持った、怪しげなお兄さん。
手前のまるい穴からのぞいてみると
マントに後ろの風景が映し出されて
まるで透明人間のよう。
この展示、テレビで見たことあるぞ!
これ、慶応大 メディアデザイン研究科
稲見研究室でやっている光学迷彩
いうんだそうです。

動画はこちらこちらを参照。
透明人間だーー (^_^)
後ろに回ってみるとプロジェクターと
ハーフミラーが置いてあります。
ふむふむ、何となくイメージがわいてきました。
なーるほど、そういう仕組みだったのか。
詳しい原理図はこちら。)
でもこの原理だと裸眼の人には透明人間に
見えないって事だよなぁ。

てことは、迷彩服自体がディスプレイにすれば
誰からでも透明人間に見えるって事かな。
あ、でもそれじゃぁ正面から見る人と斜めから
見る人両方で透明人間にはならないか・・・
・・・無限ループモード・・・
ひっそりと置かれていた立体地図。
なんで白黒なわけ?
おぉ、これは月面の立体地図だったのか。

この地図、JAXAが打ち上げている月周回衛星
かぐや
からの映像を元に作られているようです。

調べてみたらかぐや専用のサイトもありました。
こちらのかぐやギャラリーは美しいですねぇ。
なにやら怪しげなめがねをかけたお兄さん。

これ、”人口知能ゴーグル”と言ってカメラ付き
ヘッドマウントディスプレイで自分が見ている
ものを5分とか10分おきに写真を撮り続ける、

というシステムだそうです。
このシステムが偉いのは、カメラに映った
物体を認識して写真にタグをつけてくれる
機能を持っているというところ。

最初は映ったものが何か教えてあげる必要が
あるんだけどそのうちに学習してきて自動で
どんどんタグを付けてくれるそうな。

本当に実用化になるまでには時間かかりそう
だけど面白い技術です。

※ ちなみに説明動画はこちら
お次は怪しげなカメラが登場。
展示しているのはテック・エキスパーツ
という会社です。
このカメラを使うと360°全方向動画が
取れるんだそうです。
でもって超大型360°ディスプレイ
の中に人が入って再生すると360°
全部見渡す事ができるんだとか。

「おもしろい!すぐ見たい!」
とお願いしたら、
「今、別の部屋で調整中なんです。」
 すいません。」
とのこと。残念、見たかったなぁ。
仕方がないのでwebで見つけた解説書、
全周型立体表示装置TWISTER V概要説明書
と論文、
空間型相互テレグレイジスタンスルームの構築
と読んでみましょう。
・・・すげーー、資料だけでも面白いよ。(^_^)
何やら怪しげなフィギュアが散乱。
何これ??
3D-GANという団体がやっている
立体造形の展示でした。

置いてあるのはZCORPRATIONという会社
ZPrinter450という機種。
これいくらするんだろう?
調べてみたら598万円でした。
とても買えねぇ〜〜
これはですねぇ、時間がなくてちゃんと
見れなかったんですが、NTT コミュニケーション
科学基礎研究所
が開発している”びすけっと
だと思います。

ブラウザ上で色々遊べるし、作品例をみても
いろんなことができて面白そうです。
子供だけでなく、大人も遊べそう。
こういう優良ソフトが無料で使えるというのは
すごいことですね。
こちらは同時開催されていた国際 3D Fair
キヤノンMR開発推進プロジェクトのブースに
展示されていたMR水族館というやつです。

目の位置にカメラが設置されたヘッドマウント
ディスプレイを使って、今いる場所に水族館が
再現できちゃうというデモなのですが、あれこれ
説明するよりもこの動画を見てください。

この画像がヘッドマウントディスプレイに
表示されるんですよ。

このシステムがすごいのはカメラの画像を
取り込みながらリアルタイムで魚のCGを生成
しているところです。
魚の群れが自分のところに向かってくる
画像もあるのですが、魚が自分にぶつから
ないよう計算しながら動画を作っている

んだそうです。すげーー!

写真はヘッドマウントの画面はデジカメで
撮れないのでモニター画面を撮影して
みたところ。 (^_^;)
床には二次元バーコードみたいなパネルが
置いてあります。

最初、このバーコードに魚が現れるのかと
思っていたのですが現実空間とバーチャル
空間の位置合わせを行うための基準点
なんだそうです。なるほどねー。
プロジェクターで彩られた怪しい砂場。
説明員によると、
「砂を触ると硬さが変わるでしょう?」
という事なんですが、いくら触っても
ただの砂
、という感じです。

調子が悪いのかなぁ???
この展示、硬軟ディスプレイ「マグネットスフィヤー」
(Magnetosphere)と言うそうです。
(余談ですがリンクしているページ面白いですね。)
こちらはイソギンチャクの様に触ると
うねうねと動く物体です。
適度な硬さが触っていて気持ち良いです。(^_^)
筑波大学 システム情報工学研究科の
Volflex+(このリンクも面白い)という作品
だそうです。
詳細情報はこちらのPDFこちらのPFD
こちらのPDFを参照〜
そうか、風船を使っているから気持ちいい
んだ。納得。
へんな箱に指を突っ込んで待つこと数秒。
これは何をやっているかと言うと脈拍を
取っているんだそうです。
でもって脈拍と合わせてこのゼンマイみたいな
模様がうにょうにょと動きます。
なんか気色悪いなぁ。

ちなみにこのゼンマイはフラクタルで書いている
とのこと。
東京大学と日本電子専門学校でやっている
Heart-to-Heart Communicationという
展示でした。

結局何が目的で何が面白いのか
わからなかったなぁ。
またまた出ました怪しいめがね。
なんとこのメガネ、カメラと小型プロジェクタ
くっついています。
一方、部屋の中に特殊な反射材料でできた
物を置いておくとプロジェクターでその反射材料
に動画を投影
する、という仕組みです。

プロジェクターの光は弱いので周りを照らして
まぶしくなる事もないし、反射材料に映し出された
画像は正面からしか見えない、という特徴が
あるそうです。

AR(拡張現実)の一つの方法ですねぇ。
東京大学 館・川上研究室でやっている
ARScope(google翻訳版)でした。

それにしてもこの研究室、面白い事を
いっぱいやっています
ねぇ。


光学迷彩もやっているし、
相互テレイグジスタンスロボット「TELESAR 2」
なんてのもすごすぎます
■ 動画(音なし) ■

こちらは2枚の写真から動画を作っちゃう
というソフトです。
何気に会場を歩いてて「なんじゃこりゃ?」
と気が付いてびっくり。
まずは上の動画を見てみてください。
株式会社モノリスFRAMEFreeStudioという
ソフトです。
これも一種のモーフィングなんでしょうか?
お、テノリオン発見。
現物を見るのは初めてです。

説明員のおねえさんのガイドに沿って
やってみると初めてでもそれなりの
音楽が作れます。
テノリオン賢いなぁ。
併設されていたASIAGRAPH 2008 in Tokyo
ではこんな様な面白い作品も展示されて
いました。
こんなやつや、
こんなやつもいました。

こういう作品がお好きな方は、
Kim's Lablog: ASIAGRAPH 2008 in Tokyo
が詳しいです。
■ 動画(音なし) ■

そして帰りがけは再び地球が登場。
今度は空ではなくて地面が地球です。
揺れる感じが面白いですね。

さようなら、日本科学未来館

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