2008年 8月31日
待ちに待ったintel Atomプロセッサを搭載した小型デスクトップPCを作りました。
ブラウザ中心の使い方をするだけならとっても快適です。 (^_^)
■ PCを作りましょう! | |
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じゃじゃーん!待つこと約1ヶ月! Mini-ITX対応、超小型ケースITX-100が到着! やっぱ小さくてかわいいなぁ。 (^_^) 付属しているACアダプターは60W(12V/5A)。 ケースの中で5Vや3Vを作っているので 効率を考えるとマザーボードやその他のパーツに 使えるのは50W以下というところでしょうか。 |
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正面から見るとメタリックで かっちょいいです。 (^_^) これで1万円なら納得の値段です。 |
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本当はここにCD-ROMもしくはDVD-ROM が入るのですが今回はスリムCD-ROMが 手元になかったのと、必須機能でもなかった ので中はがらんどうです。 (^_^) |
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ケースの中。 IDEケーブル、シリアルATA、電源ケーブル などなど一式入っています。 |
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お次は本命、ATOMマザーボード、 Intel D945GCLFです。 こちらも1万円弱です。 |
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下にあるファンなしのヒートシンクが Atom N230 /1.6 GHzです。 FSB 533MHz,2次キャッシュ 512KBと Pen4並みの実力を持ちながらTDPは 4Wと劇的に少なく、ハイパースレッディング まで搭載しています。すばらしい! (^_^) 真ん中左寄りにあるファンの下にあるのは Intel 945GC+ICH7(チップセット)で消費電力は 20Wとのこと。 インテルマザーなのでチップセットもインテル なのですが、SiS671+SiS968にすると10Wで すむという話を聞くとちょっともったいない様な 気もします。 |
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備え付けのインターフェィス達。 これだけあればそうそう困ることはありません。 |
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さっそくマザーボードを組み込んでみました。 普通のパソコンみたいにどでかいファンが ない分、ケースの中もスッキリしています。 他の部品は夏休みに秋葉原で買い漁った 中古HDD 2.5" IDE 12GB(1480円)と、 メモリはDDR2 533(PC2-4200) 1GB(1600円) を取り付けました。 WindowsXPのインストール用に 一時的に普通のCD-ROMを つないでインストール開始です。 |
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無事CD-ROMから順調にXPのインストール が始まったのですが・・・・数分もするとこんな エラーメッセージが! なんじゃこりゃ?とビデオの設定などBIOSを いじってみますが効果なし。 こいつぁー困った!とgoogleで調べまくってみると、 「D945GCLF買っちゃった (ムームー太郎のモッサリいこう)」に 「Intel D945GCLFの対応OSはWindowsVistaか WindowsXP SP2以降」という記述を発見。 原因はこれかぁ・・・・でも我が家にあるXPはSP1にすら 対応していません。。。どーすりゃいいんだ?? |
■ WindowsXP SP3インストールCDの作り方は? その後、 「Windows XP SP3 インストールCDの作成(y2it)」 に書いてある方法を試したところ、SP3に対応したインストールCDができました。 (パチパチ!すばらしい!) しかーし、ブートCDにすることができず、今回のようなまっさらのPCにインストール する事ができません。 (T_T) それじゃぁ、とWindows XPの起動フロッピーを作り、neroを使ってブートCDには できたものの、”2枚目のFDDを挿入して下さい”というメッセージが出てきて 先に進めません。 (T_T)^2 ※ ひょっとしたらWinXPの起動FDDのバッチファイルをいじってやれば できたのかなぁ?時すでに遅し、だけど。 結局のところ、nLiteというフリーソフトを使ったら簡単にWinXP SP3に対応した インストールCDができました。 このソフト、自動インストール対応や専用のデバイスドライバを組み込むことも できるというすぐれもので、PCを自作する人には便利なソフトです。 こんなソフトがあるとは思わなかったなぁ。便利、便利。 と、ここまで来ればしめたもの。普通にCDからブートして普通にWinXP SP3を インストールする事ができました。 (^_^) |
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ということで、動き出したAtomPC君! みよ!この小ささ!! |
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小さすぎるのでPC部分をアップ。 いいですなぁ、このサイズと質感。 これが2万5千円弱でできちゃうと いうのもいいですなぁ。 (^_^) 動作速度的にもブラウザとメールを中心 とした使い方であれば問題なしです。 下の娘も、今まで使っていたAthlon/1700+ と比べて「速い!」とご満悦です。 (^_^) Gyaoの動画再生も問題ないし、小さくてじゃまに ならないので居間に常設するパソコンにしようと しましたが、下の娘に取り上げられてしまいました。 (^_^;) |
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フロントパネルを開けると、オーディオ端子と USBが出てきます。 これにSDカードスロットがあると完璧 なんですけどね。 (^_^;) |
■ 恒例ベンチマークテスト Athlon/1.1GHz ![]() ![]() ちなみにいつものHD Banchで今まで使っていたAthlon/1700+ 512MBと 今回のAtom N230/1.6GHz 1GBマシンを比較してみました。 以外や以外、トータルのスコアではほとんど変わっていません。 ではこのサクサク感は一体なんだろう? と細かく見てみると、CPUとメモリの速度は飛躍的に速くなったものの、 ビデオとHDDが遅くなっている分で相殺している感じです。 HDDは3.5"を2.5"にしたので遅くなったのは理解できるのですが、ビデオチップ が遅い、というのがいまいち納得できません。 |
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■ 電力はどれくらい? 最後にAtomPCの電力をエコワットを使って計ってみました。 Gyaoの動画を再生しっぱなしにして2時間半使い続けたところ。 「2.5時間、90wh、2円」 という結果が出ました。ということは、、、 ・AtomPCの消費電力は動画再生時で 約36W (ただしHDDはほとんど回っていない状態) ・電気代は1ヶ月 600円弱 くらいと言うことです。 ちょうど、今使っているC3サーバーと同じくらいでしょうか。 C3の性能の低さを考えるとやっぱりAtomはすばらしいですね。 ※ ちなみに、最初、ケースのビニールシートを付けたままPCを動かしていたら 熱がこもってパソコンがチンチンに暑くなりました。危ない、危ない。 |
※ 最後に
今回、パソコンを作る前から動画のエンコードなどしない限りAtomで十分だろうなぁ、
と思っていましたが、やっぱりAtomで十分でした。 (^_^;)
最近のAtom搭載低価格ノートパソコンが売れまくっているのを見ても、ついにエンドユーザーが
「インターネットやるだけなら安いパソコンで十分じゃん!」
と言うことに気付いてきたという事なんでしょう。これってintelにとっては痛し痒しですよねぇ。
自分で自分が設定した地雷を踏んでしまいましたね。>intelさん