クラウドバックアップに挑戦だ!
〜 BBソフトダイレクト Carboniteの使い勝手は? 〜

2011年 1月16日


■ 目次
1)我が家のバックアップ体制
2)どのサービスを使おうか?
3)Carbniteを使ってみよう
4)結局使い勝手はどうなんだ?

1)我が家のバックアップ体制
今更ですがパソコンのバックアップはとっても大事です。
特にデジカメデーターや自分で作った色々な資料やメモ、メールの内容は消えてしまうと
取り返しがつきません。
また、HDDは消耗品ですからいつクラッシュしてデーターが完全に壊れても誰にも文句が言えません。

そのため、我が家ではこんな感じで2段階のバックアップ体制を取っています。

PC内のHDD 外付けHDDへの
一次バックアップ
DVD-RもしくはHDDへの
二次バックアップ
(毎日更新) (毎週更新) (半年に一度)

この方法だと、最悪の最悪でも1週間以上のデーターをなくすことはないですし、
実際問題この方法を始めて6,7年経ちますが不意のHDDトラブルが発生した時でも
データーレスキューソフトとバックアップのおかげでほぼ100%データーを
守ってくることができました。 (^_^)

と、この方法そのものは機能的にはよいのですが一番の問題はお盆とお正月に
やっている二次バックアップです。
なんせ半年分のデーターをバックアップするので分量が半端ではありません。
古くはCD-R、ここ数年前までDVD-Rを使っていましたが整理しながら10枚も20枚も
焼いていると2日も3日かかってしまいやってられないのでここ5年くらいは古くなった
HDDにまるごとバックアップを取るようにしているのですが、それでも1日くらいかかって
しまいます。
また、バックアップを取ったHDDがどんどん溜まっていって、2.5"と3.5"合わせて10台以上
屋根裏部屋にたまっていてけっこうじゃまになってきました。 (^_^;)

そうこうしているうちに2010年の年末。半年に一度の二次バックアップの季節が
やってきたのですが、今まで企業が使っていたクラウドバックアップサービス
個人でも使える価格になってきたという噂を聞いて挑戦してみる事にしました。


2)どのサービスを使おうか?

ということでいろいろなサービスを比較してみたのですが、
今までのサービスは

ノートンオンラインバックアップ 〜25GB
IDrive-リモートデータバックアップ 5GBまで無料。
BizLink イージーDRサービス 10GBまで3150円/月

など容量制限がかかっていてハードディスクの中身をまるごとバックアップするには
まったくもって容量が足りないので、容量無制限、最低でも1TB以上の容量が使えて
月に500円前後のサービスに絞って調べてみることにしました。

毎年新しいHDDを7000-10000円で買って、古くなったHDDをバックアップ用に
しているので、年間でバックアップにかける事ができる費用を7000円以下にしたい
というのが500円前後/月の理由です。

そういう条件で調べた内容を表にしてみました。

評価 会社 サービス名 容量 金額 コメント・特徴
× ジャストシステム IDisk Backup for Windows 無制限
(条件多)
525円/月 別名、ジャストシステム インターネッート・バックアップ。純国内サービス。
NECパーソナルプロダクツ株式会社 NEC データー保護・漏洩対策サービス 無制限 525円/月 大本は米国Carbonite社+BBソフトサービス株式会社。サーバーは米国。
マカフィー オンラインバックアップ 無制限 8000円/年 大元のサービス・サーバーは米国Decho社Mozyが提供
外付けHDDもバックアップできるらしい・・・
BBソフトダイレクト Carboniteオンラインバックアップ・サービス 無制限 525円/月 米国のCarboniteを日本語化したもの。サーバーは米国。
PC内蔵HDDのみバックアップ可能。

ちなみにどの方式も自宅のPC側で暗号化してサーバーへ送るので個人情報は漏れない
とのことです。(暗号化の強度がどれくらいかちゃんと検証していませんが、、、)

驚いたのは、ジャストシステムだけが国産のサービスでそれ以外は米国のDecho社
Carbonite社のサービス(サーバーも米国と共通)を日本語化しただけのサービスだと
いうことがわかりました。

となると国産で安全性もそこそこよさそうなジャストシステムのIDisk Backup for Windows
したいところですが、
 ・1ファイルのサイズの上限は2GBまで。(小さすぎ!)
 ・システム属性が指定されたフォルダやファイルはNG
 ・Windowsフォルダ、Program FilesフォルダはNG
 ・パスを含めたフォルダ名が238文字以上、ファイル名が250文字以上のファイルはNG
 ・ exe, dll, ocx, com, sys、swp, tmp、amc, asf, asx, avi, divx, flv, 3gp, 3g2, 3gp2, mov,
  mpg, mpeg, mod, mkv, mts, mp4, m4v, m2v, m2ts, m2t, ogm, qt, rm, vob, wmv
  bwt, b5t, c2d, ccd, cdi, cif, cue, dvd, daa, fcd, gi, hdd, img, ima, imz, iso, mdf, mds, nrg,
  pdi, qcow, udi, vmdk, vhd, vdiなどの拡張子はNG

などなど、制限がきつすぎてまともに使える気がしません。
事実上、個別に圧縮してZIPファイルにしない限り、デジカメの静止画(JPEG)と
オフィスのファイルとテキストファイルくらいしかバックアップできないではないですか。(怒!)

一方、Decho社系のマカフィーオンラインバックアップ使いやすそうだし
拡張子制限もないみたいでよさげなのですが、年間8000円と月額に直すと
666円/月とCarbonite社系より2割くらい高く、かつ年払いしかできないので
8000円払った後”使いモノにならない”という話になったら悲惨なので
今回はパスすることにしました。

ということで、今回はCarbonite社系の日本の元締めであるBBソフトダイレクトの
オンラインバックアップ
を使うことにしました。


3)Carbniteを使ってみよう

※ 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

                                  
ということでBBソフトダイレクトにユーザー登録
をしてCARBONITEをインストールすると、
Carbonightが常駐してタクスバーにアイコンが
表示されます。
さらにクラウド上にバックされたファイルが
エクスプローラー上で見ることができるように
なります。
これは見やすくてよいですね。
画面の左上のDドライブの中のフォルダーを
バックアップしているところです。

バックアップ中のファイルは黄丸、バックアップ済の
ファイルは緑丸になるのもわかりやすいです。
エクスプローラーでファイルを選択して
右クリックするとメニューにCarboniteの
こんな風にメニューが出てきます。
これも直感的でわかりやすいです。

右の図は一つのファイルですが、フォルダー
を選べばフォルダーまるごとをバックアップする
事ができます。

ただ、最大の問題はデフォルトでバックアップする
拡張子は決まっていて
、excやsys、bak、hlpや
動画ファイルなどはバックアップする対象に
入っていません。
ただし、バックアップできないわけではなく、
バックアップ対象に入っていないファイルを選択して、    

右クリック→プロパティ→Carboniteタブ

を選ぶと左の図のような画面がでてきて、
 ・バックアップする
 ・この拡張子を含むファイルをすべて
  バックアップする。
を選べばバックアップ指定しているフォルダーの中の
ファイルをすべて調べてバックアップしてくれます。

※ ただ、それでもDOS時代のソフトのインストール
  ファイルにあった、ex_やtx_などの拡張子は
  バックアップ対象にできないようです。なんでだろ?
次は実際のバックアップにかかる時間です。
左の図はインストールして約10時間、パソコンを
つけっぱなしにしていたときの進捗具合です。

バックアップできたのが6.5GB。
バックアップ待ちが406GBです。

1時間に650MB(≒CD 1枚分)、、、、
我が家は光なので上りの速度はもっと速いはずなの
ですが、アメリカのサーバーに行くまでに遅くなって
いるか、CARBONITEのサーバーの方で帯域制限を
かけているのか、我が家のパソコンが遅いのか
原因は定かではありませんが光回線の実力は
まったくもって出せていないようです。
これは連休中にずっとパソコンの電源を入れておいて、
のべ80時間くらい経過したときの状況です。

バックアップできたのが17.4GB。
バックアップ待ちが415GBです。

なんと1時間に219MBしかバックアップできていません。    
最初の頃の1/3の速度です。


4)結局使い勝手はどうなんだ?

最後の219MB/時のバックアップ速度では指定した432.4GBのバックアップが終わるまで
PCつけっぱなしで1894時間(=79日間)もかかってしまいます。
なんと3ヶ月弱・・・その間にかかるPCの電気代は6000円弱
・・・最初だけとは言え、微妙です。 (^_^;)

本来の使い方である、普通にパソコンを使っている間に自動でバックアップしてくれる、
という使い方をするとして、仮に一日にパソコンを6時間動かすと考えると最初のバックアップを
取り終えるまでに315日かかる事になります。
315日の間にバックアップするべきファイルはさらに増えていくでしょうから、
バックアップ完了までまる1年はかかりそうです。

20GBとか100GB程度に減らせば現実的な時間のレンジでバックアップできるように
なるでしょうがそうなれば「ブルーレイなどでバックアップすればいいじゃん!」という
話になるのでクラウドでバックアップする意味は、
「遠い場所(アメリカ)にバックアップするから安全性が高まる。」
という点だけになってしまいます。 (^_^;)

また、バックしたいフォルダーの中身の合計は600GB程度あるのに、バックアップの対象に
なっているのは432.4GBしかありません。
残りの170GBくらいは拡張子がバックアップ対象になっていないようです。
目ぼしい拡張子はほぼバックアップ指定したつもりなのですが、まだ抜けている拡張子が
あるの+指定できない拡張子のようです。
これは拡張子毎に設定をしなければいけないCARBONITEの仕様によるもので(多分)、
つまりは、

・アップロードの速度制限を緩めてもらわないと(多分)
 大容量(500GB以上)のバックアップは現実的ではなくなる。
・拡張子の一括指定できないとバックアップできていないファイルが出てくる。

などの理由でHDDまるごとバックアップは現実的ではなさそうです。

となると本当になくすと困る個人のデーター(デジカメや自分で作成したファイル)などの
特定のデーターやフォルダーに絞ってバックアップするというのが現実的ということでしょうか?

さらにバックグラウンドでバックアップ処理を続けているとPCの動作がもっさいしてくる
というのも問題です。
これはメインPCがPentium4/3GHzという今時な仕様なせいでしょうか。 (T_T)

※ おまけの検証
オフィシャルサイトやには”1日あたりの目安は5GBから8GB”と書いてあるし、
こちらのサイトには”バックアップは2GB/日、復旧は15GB/日”と書いてあるし
さらにこちらには”ADSLの時に1日当り5〜8GBのアップロードが目安”とあるので
明らかに上の図の219MB/日のバックアップ速度は遅すぎます。
我が家のPCの性能を上げれば光回線の速度を活かしてバックアップができる
(8GB/日くらい)ようになるんでしょうか??
どなたか、Carboniteを使っている方がいらっしゃいましたら状況教えてくださいぃ〜 (T_T)

ということで、いまいちな状態ですがもうしばらくは使ってみたいと思います。


では戻ろう!