低消費・静音化サーバー
No.8 ハードウェア完成!
電力測定とベンチマーク
2002,05/06 完成


まだまだ不安要素は残るものの、やっと完成したハードウェアがいったいどんなものなのか電力測定と
ベンチマークの両面で実力を調べてみることにしました。

※ 「まだOSのセッティングの項目を書いていないのになんでベンチマークができるの?」という突っ込みは
  なしでお願いしますね。 (^_^;)
  順番的に逆転していますがハードウェア関係をまとめておきたかったものですから。


1.ベンチマークソフトを決めよう
測定に際して、電力測定に関してはおなじみのをエコワット使えばOKなんですが、ベンチマークで困ってしまいました。
というのも本来ずぼらな性格なもんでパソコンは動けば自分に不都合なく動けばOK、ベンチマークと言えば
DOS/V黎明期に流行ったWindsock(*1)くらいしか使ったことがありませんでした。(古すぎ・・・ (^_^;)
今だとこういう立派なベンチマークもあるようなのですが別にベンチマークを行う事が目的ではないので
そこまで本格的に測定するつもりもなく、手軽にパソコンの性能の目安がわかるソフトはないかな、
と調べていたらHDBENCHという丁度よさそうなソフトがみつかりました。CPU、RAM、VIDEO、HDDとポイントを
押さえて手軽に測定できそうです。


 ↑HDBECCHの画面です

ということで性能比較用のベンチマークはこれで決まりました。 (^_^)

次に、電力を測る時にサーバーに高い負荷をかけながら測定したらどーなるだろう?
と過負荷試験用のソフトを探してみたらULTRA-X JAPANという会社のW.S.T.というソフトがみつまりました。
これ、”強力な負荷を与える診断ソフトウェア”だそうでして、今回の試験にまさにうってつけです。 (^_^)


  ↑W.S.Tの画面。ほんとに負荷高そうです。

正式版は6800円しますが、体験版は無料です。
体験版はLANや音源、パラレル・シリアルポートなどへの過負荷試験が省かれているようですが、
大勢に影響なしと、我慢することにしました。
ちなみにこのULTRA-X JAPANでは、けっこうマニアックなハードウェア診断ツールをラインナップしているみたいです。
こういったソフトの需要もちゃんとあるもんなんですね。けっこうびっくりです。
ということで過負荷試験はW.S.T.で行うことにしました。

*1 改めてWindsock.exeの日付を見てみたら1993年1月でした。
  i486を66MHzや100MHzで動かしていた頃のものなので今動かすとエラーが出たり、クロックがちゃんと
  表示しなかったりします。


2.ベンチマークをやってみよう
ということでベンチマークをやってみました。
ベンチマークの前に今回作った静音・低消費サーバーのおさらいをやっておきますと。

CPU VIA C3 700MHz
マザーボード ABIT SE6
チップセット 815E
RAM SDRAM133 256MB
VIDEO 815E内蔵
HDD 東芝 MK1016GAP 2.5" 10GB
サウンド 815E内蔵


という構成になります。
なお、一台のパソコンでベンチマークをやっても面白くないので今使っているオンボロノートサーバー含め、
比較用に何台かのパソコンも測定してみました。横に長すぎて見づらい表ですが見てみて下さい。

  状態 結果
画面
ALL CPU
integer
CPU
Float
RAM
Read
RAM
Write
RAM
Read & Write
VIDEO
Rectangle
VIDEO
Text
VIDEO
Ellipe
VIDEO
BitBlt
VIDEO
DirectDraw
HDD
Read
HDD
Write
HDD
Random
Read
HDD
Random
Write
新サーバー VIA C3
256MB RAM,Win2K
700MHz=100x7
No.1 6858 20762 12696 7930 6287 9315 6905 9963 2437 12 0 8806 8387 3541 1828
 これが静音・低消費
 サーバーの事
VIA C3
256MB RAM,Win2K
300MHz=66x4.5
No.2 5087 8893 5438 4850 3992 6833 5388 8538 1398 8 0 8731 8147 3454 1842
参考PC1  Duron/700MHz
 256MB RAM,Win2k
No.3 18325 30188 36721 13819 16532 22513 28936 24322 5236 74 0 28796 26009 10797 6491
現役ノートサーバ−  Pentium/100MHz
 80MB RAM/Win98
No.4 2249 3823 2897 2496 3274 3575 1094 1197 258 9 2 3040 3698 1755 2000
参考PC2 DeskTop  Celeron/466MHz
 256MB RAM,Win98
No.5 6668 18803 19758 6702 7925 10637 9158 9788 1150 25 5 5594 5035 3412 3554
参考PC3 NotePC  PentiumIII/400MHz?
 127MB RAM,Win98
No.6 5660 15963 16775 7212 10947 12173 8344 4362 976 4 5 3913 3654 3123 2635

ALLというのがトータルの性能で数字が大きいほど高性能、ということになります。
静音・低消費サーバー(No.1 Win2Kサーバー スコア 6858)とCeleron/466マシン
(No.5 スコア 6668)がほぼ同じ値です。

なるほど〜、予想通りC3は消費電力が少ない分パフォーマンスも落ちてるみたいです。これは仕方ないですね。
それよりも驚いたのはPentium/100MHzを使っている現役のオンボロノートサーバー(No.4 スコア2249)と
今回の新サーバーで3倍強の差しかないことです。CPUは8倍くらい速くなっているのですが、RAMとHDDが2〜3倍
の差しかないのでこういう結果になっているようです。
元々、VIA C3でCeleron/400-500MHzクラスの性能がでればいいかな、と思っていたのでそういう意味では成功ですが
Pentium/100MHと3倍の性能差しかないというのはちょっとショックでした。
サーバーの場合、ビデオの性能はほとんど関係ないでしょうから体感速度は今回の値とはまた違った感触になると思います。
本当の実力はブロードバンドに乗り換えたときに調べてみる事にしてみましょう。

※ 余談ですが、HDBENCHのホームページでは色んな人がベンチマークの結果を掲示板に書きこんでいて、
  (現在閉鎖中)その中ではスコア 3万、4万はざらでした。中には6万という人もいたりして、2000とか6000という
  スコアは一体何者?
って感じになってます。しくしくしく (T_T)

※ もひとつ余談ですが、今回の表はEXCELで作りHTMLで保存したものからソースを切り出して作っています。
  おかげで計算は簡単にできたんですがファイル容量が表1つあたり50KBに膨れ上がってしまいました。
  なんでこれだけの表が50KBもあるんだよーーー。それにNetscapeだと表示がきたないぞーーー。 >マイクロソフト
  と怒っていたのですが、きっとHTMLからEXCELへ逆変換できるように色んなデーターが詰まっているんだろうなぁ、
  と気が付きました。これはマイクロソフトの独自仕様なんでしょうか?それともうわさのXMLというやつなんでしょうか?


3.消費電力を測ってみよう
さて、ベンチマークの後はいよいよ消費電力の測定です。
消費電力はいつものエコワットを使って測定したんですがなんせ最小単位が0.01KWh(10Wh)と大きいため、誤差が
無視できなくなってしまいます。
そこで、電力の値が変わったところで測定時間をメモする、という方法を取って極力誤差を減らすようにしました。
なお、電気代は100W/1時間で2.24円、1ヶ月=30日で計算しています。
パフォーマンスというのはHDBENCHのALLの値です。

   電力測定   測定条件
  No. 状態 電力
(W)
1ヶ月の電気代予測(円) パフォー
マンス
測定時間
(分)
積算電力
(Wh)
状態 クロック
(MHz)
コア電圧
(V)
FSB
(MHz)
FDD,CD,3.5"HDD パワーマネジメント
モニタ,HDD,STB
温度(参考)
(℃)
新サーバー No.1 ベース 35 569 6858 136 80 静止状態 700 1.3 100 あり、あり、なし All OFF 50-51 FAN OFF
 VIA C3
 256MB RAM,Win2K
No.2 高負荷 42 675 6858 129 90 W.S.T稼動 700 1.3 100 あり、あり、なし All OFF 51-52 FAN OFF
 これが静音・低消費
 サーバーの事
No.3 コア電圧変更 36 582 6858 133 80 静止状態 700 1.6 100 あり、あり、なし All OFF 52-53 FAN OFF
  No.4 クロックダウン 36 582 5087 133 80 静止状態 300 1.3 66 あり、あり、なし All OFF 52-53 FAN OFF
  No.5 周辺機器外し 30 484 6858 120 60 静止状態 700 1.3 100 すべてなし All OFF 44 FAN OFF
  No.6 周辺機器外し
+パワーマネジメント
30 476 6858 122 60 静止状態 700 1.3 100 すべてなし 5分,10分,OFF 46 FAN OFF
参考PC1 No.7 静止状態 95 1528 18325 133 210 静止状態 700 - 133 すべてあり All OFF
 Duron/700MHz
 256MB RAM,Win2k
No.8 高負荷 99 1599 18325 115 190 W.S.T稼動 700 - 133 すべてあり All OFF
現役ノートサーバ−
 Pentium/100MHz
 80MB RAM/Win98
No.9 サーバー稼動 15 236 2249 4670 1140 サーバー稼動 100 3.3? 50or66 すべてなし All OFF


No.1〜7まではVIA C3ベースの新サーバーの電力値です。この表をみて分かるのは、
 ・現役ノートサーバーに対して新サーバーの電力はほぼ2倍(No.9とNo.6)。パフォーマンスの差は約3倍。
  これを差が大きいと見るか、少ないとみるか・・・

 ・新サーバー(VIA C3)に対する参考PC1(Duron/700MHz)の電力差は約3倍。パフォーマンスの差は2.6倍。

 ・パソコンを静止させているときと過負荷状態のときの電力差は7W程度。(No.1とNo.2の差)
  思ったより少ないなぁ、という感じ。こんなもんなんですかねぇ?

 ・CPUのコア電圧を1.6V(定格)から1.3Vに下げても大差なし!?。(No.1とNo.3の差、若干 1W)
  C3の定格電圧時の電力が6W弱であることを考えるとこんなもんですかねぇ?
  もう少し差が出るかと思ってたんですが、ちょっとがっかり。

 ・CPUのクロックダウン(700MHz→300MHz)とFSBダウン(100MHz→66MHz)も効果なし!?
  (No.1とNo.4の差なし。 (T_T) )
  なんでーー??、そうは言っても差が出てくると思っていたのにぃぃぃ〜 (T_T)
  測定ミスじゃないよなぁ、と思いつつベンチマークではCPUの差ははっきり出ているし(ベンチマークの表No.1とNo.2 参照)
  きっとあっているんだと思います。

 ・CD-ROMとFDDを外すのは効果あり。(No.1とNo.5の差 -5W)
  トータル30W台での5Wの削減というのは大きいです。 (^_^)
  元々ノートサーバーにもFDDとCD-ROMは付いてなかったし新サーバーも通常はFDDとCD-ROMは外して
  使う事にしました。 (^_^)

 ・パワーマネージメントは(サーバーの場合)やってもやらなくても大差なし!?。(No.1とNo.6の差なし)
  なんで??サーバー用途だとスタンバイは使えないし、VIDEOとHDDだけではそれほど下がらないって事なんでしょうか?

 ・新サーバーと比較用PC1の電力差は60W!(No.1とNo.7の差)
  この差は大きいです。ざっくり計算すると、CPUによる差 -22W、HDDの差(3.5"と2.5") -6W、FDDとCD-ROMの
  有無による差 -5〜10W。多めに見積もってもその差 40W。残り20Wはどこで下がっているのでしょう??

うーーん、自分でやっておきながら精度にいまいち自信がないなか、どこまで信じていいものか・・・ (^_^;)
いずれにしろ、No.6の30Wを新サーバーのデフォルト設定にすることにしました。
ついでと言ってはなんですが、パソコンの消費電力をベンチマークのスコアで割ってスコア当たりの電力を
計算してみました。(この値に意味があるのかです。 (^_^;)^2 )

電力/パフォーマンス(mW/HDBENCHスコア)
現役ノートサーバー No.10 Pentium/100MHz 6.6mw/スコア
参考PC1 No.8 Duron/700MHz 5.1mw/スコア
新サーバー No.6 VIA C3/700MHz 4.3mw/スコア


値が小さいほど電力対パフォーマンスが優れているって事でしょうから一応新サーバーが優れている、と
考える事にしました。(自画自讃モード入ってます。 (-_-;) )
電気代も負荷なしで400円台、過負荷状態でも600円台ですから最初に立てた「1000円切り」という目標は
達成されたとみて、一応 ハードウェアはここで完成したことにします

というわけで、 次回からソフトの設定編へ突入します。

※ と、一応ハードウェアは完成したのですがそれにしても心配なのがFANレスに伴う熱対策です。
  春先に入り暖かくなるとパソコンを置いてある屋根裏部屋の温度もめきめきあがり始めており、
  先日なぞは室温が40℃を超えてました。パソコンをONした後、電源のFANレスだと55℃超え、
  FANありでも46℃を超えまして、これから夏に突入したら一体どうなるんだろう?
  と不安もいっぱいです。(いや、ほんとに、マジで、)

- ここまでの出費(前回と変わらず) -
 
CPU VIA C3 4300円(送料こみ)
マザーボード ABIT SE6 8000円(送料こみ)
HDD変換機 2.5"→3.5"へ 800円
SDRAM 256MB 3800円
ケース ATX+モバイルケース
+CD-ROM+FDD
5500円(送料こみ)
温度リレー WonderKit 温度センサ 3800円
三端子レギュレーター 7809 60円
ジャンク電源 放熱板取りのため 500円
放熱板置き ケースのフタ 100円
熱伝導ゲルシート PT-R1316 1080円
合計 27940円!


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